本名ヤコーブス・ヨハネス・ピーテル・アウト(Jacobus Johannes Pieter Oud)オランダの建築家。プルメレント生まれ。デルフト工科大学に学び、その後デ・スティルに参加したが、その抽象的議論と決別し、その後機能主義へと発展する。バウハウス主催の展覧会にも講師として参加するなど広く知られている。デ・ステイルは画家であったテオ・ファン・ドゥースブルフとモンドリアンの活動で始まり多方面の芸術家が参加したものであり、デ・ステイル派の建築はそれほど多くはありません。有名なのはJ.J.P.アウトとG.T.リートフェルトです。J.J.P.アウトはデ・ステイルが展開する抽象的な議論と後に決別し、機能主義に傾いていきます。ロッテルダムで見られる彼の建築は、デ・ステイルの建築の言語をよく伝えています。第2次大戦中に破損したカフェデユニを修復し設計しなおした事でも有名です。