ジョセフ アルバース:ドイツ 【1888-1976】 バウハウス(ドイツの総合美術学校)で美術教育を学び、その後自らも母校の教師となるも激しい時代の変化の中でアルバーズは翻弄されていきます。1933年、バウハウスをナチスによって閉鎖されアメリカへと渡ったアズバーズは、後年を祖国で過ごすことなく、アメリカに帰化し生涯をそこで終える事になります。 四角形の配置と色彩の変化のみで創造された「スクエア・ペインティング」などが有名で、限定された2次元の中でいかにして純粋な3次元空間を表現するかを抽象画のなかで追及し続けました。こちらのポスターはシルクスクリーンになります。シルクスクリーン(silkscreen):孔版印刷の一種で版面をインクが通る部分と通らない部分にわけて、インクを紙に押し出す方法です。印刷圧が少ないため様々な素材への印刷が可能で現在は版面にシルクの代わりにより目が細かく丈夫な化学繊維が使われることが多くなっています。印刷された時のインクの層が非常に厚く、繊細で柔らかな仕上がりが特徴です。