ゲルハルト リヒター ドイツ 【1932-】 本国ドイツでは2005年初めに行われた個展の動員数が11万人を超えるなど、現在の美術界で最も高い評価と人気を誇るリヒター。表現の形態が多岐に渡るリヒターですが、その表現の中枢には常に「絵画」という深層意識が根を張っています。非常に計画的・戦略的な意図に基づき制作活動を行っていますが、彼自身が語っている通り絵画とはそうした計画性を超えて『未知で、知的で、普遍性をもつもの』であるものであり、また彼自身の作品もそうした普遍性を帯びているからこそ、これ程多くの人が彼の作品に心打たれているのでしょう。published by the Lincoln Center